化粧水はバシバシ叩く?私がやってた間違いスキンケア
みなさん、化粧水ってどうやってつけてますか?
私はずっと、**「化粧水は顔にバシバシ叩き込むもの」**だと思っていました。
なぜなら昔、妻と一緒に通っていた美容室で、店員さんにこう言われたんです。
「化粧水は思ったより肌に浸透しないから、年の数だけ叩くんですよ」
その手の知識がまったくなかった私は、「なるほど」と素直に信じて、律儀に叩き続けました。
朝晩のスキンケアのたびに、自分の顔をパンパンパンパン…
まるで応援団のように、リズムよく顔を打ち鳴らしていたわけです。
最近では、長男が「僕もパンパンするよ」と風呂上がりに寄ってくるように。
家庭内にまで謎の文化が広まりつつありました(笑)
とはいえ、内心では「これ、本当に浸透してるのか…?」という疑問もずっとありました。
実際、妻はそんな風に顔を叩いてる様子もないし、
何より……普通に痛いんですよね。
それでも「美容室の店員さんが言ってたんだから、たぶん正しいはず」と、
自分に言い聞かせながら続けていたんです。
公式サイトで発覚!それ、まさかのNGでした
そんなある日、長年の信念が音を立てて崩れ去る瞬間が訪れました。
きっかけは、先日から使い始めたメンズスキンケアブランド「BULK HOMME(バルクオム)」の化粧水をネットでチェックしたときのこと。
洗顔〜化粧水の流れが動画になっていたので、軽い気持ちで再生してみたんですが…
※実際に使ってみたレビューはこちらで書いています!
→ 【レビュー】バルクオムの化粧水を使ってみた感想はこちら
なんと!
登場しているモデルの男性、化粧水を手に取ったあと、
両手のひらで顔をそっと押さえているじゃありませんか。
頬、額、あご、目元まで…
一切叩かない。まったくパンパンしない。
「……え? それ、アリなんですか??」
驚きと同時に、「これで朝晩のビンタ儀式から解放されるぞ!」という喜びがこみ上げてきました。
あらためて調べてみると、モデルさんがやっていたのは
いわゆる**「ハンドプレス」**という、肌に優しく化粧水をなじませる基本的な手法。
私がやっていたのは「パッティング」(というらいしい)という方法で、調べてみるとよくNG行為に上がっていました(叩きすぎはよくないということかも)。
初心者でもできる!化粧水の正しいつけ方
では、具体的にどんなふうに化粧水をつけるのが正解なのでしょうか?スキンケア超初心者の僕でも実践できた、正しい化粧水のつけ方をまとめてみます。
- 手と顔を清潔に – まず洗顔後、化粧水をつける前に手を清潔に洗いましょう。汚れた手で触ると雑菌がついて肌荒れの原因になります。これは基本中の基本ですね。もちろん顔は洗顔後で清潔な状態です。
- 適量の化粧水を手に取る – 化粧水を手のひらに適量とります。バルクオムの化粧水はだいたい10円玉大くらいが目安ですが、製品の指示に従いましょう。一度にドバッと出しすぎず、足りなければ後で追加できます。
- 手のひらで優しくハンドプレス – 手のひらに取った化粧水を両手で軽く伸ばし、まずは顔全体にそっと押し当てます。頬、額、あごと、顔全体を手のひらで包み込むようにゆっくり押さえていきましょう。ポイントは絶対に叩かないこと! パンパン叩かなくても、手のひらで押さえていればちゃんと肌に化粧水が浸透していきます。手の体温で化粧水がじんわり広がり、肌になじむのを感じてみてください。
- 乾燥しやすい部分は重ね付け – 目元や口元など特に乾燥しやすい部分、そして髭剃り後でダメージを受けやすいアゴ周りには、もう一度少量の化粧水をとって重ね付けすると効果的です。そこでも叩かず、指の腹や手のひらで軽く押さえるようになじませます。肌がしっとり落ち着く感じがしたらOKです。
どうでしょう?やってみると意外と簡単ですよね。最初は物足りなく感じるかもしれませんが、決して強く叩いたり擦ったりしないことが大切です。優しくハンドプレスするこの方法には、初心者にも嬉しいメリットがたくさんあります。
- 肌に余計な刺激を与えない: バシバシ叩くと肌に赤みやヒリつきなど余計な刺激を与えてしまいますが、ハンドプレスなら必要以上の負担をかけません。毎日のケアで肌荒れを起こしては本末転倒ですね。
- 化粧水がムダになりにくい: 手のひらで押さえることで化粧水をしっかり肌に届けることができます。叩いて飛び散らせたり、コットンに染み込ませて捨ててしまうよりも、少ない量でも効率よく潤せて経済的です。手に吸収される分がもったいない?いいえ、手のひらは顔ほど化粧水を吸い込まないのでご安心を。
- 浸透力アップ: 手のひらの温度で化粧水が人肌に温まり、肌になじみやすくなります。ゆっくり押さえていると、肌が手に吸いつくようなもっちり感が出てきて、「お、入ってる入ってる!」と実感できます。
- 心理的にも穏やか: 朝のスキンケアをバシバシ叩かずに済むので、心も落ち着きリラックスできます。穏やかな気持ちで肌をなでるようにケアすると、なんだか自分にも優しくなれた気分!
百聞は一見にしかず、ならぬ「百読は一試にしかず」です。いくら文章で説明を読んでもピンと来ないかもしれませんが、一度このハンドプレスを実際に試してみてください。最初は「こんなんで効いてるのかな?」と半信半疑でしたが、やってみると肌がじんわり潤う感じがして驚きましたよ!
おわりに:脱バシバシ!これからは優しくケアしよう
こうして僕は長年信じていた自己流の「バシバシ叩きつけケア」から卒業し、優しく押さえるケアに方向転換しました。最初は物足りなさを感じたものの、肌への負担が減ったおかげかヒリヒリ感がなくなりました。何より、朝夕に鏡の前で自分の頬を叩いていた頃と比べて、肌が「ほっ」としているように感じるんです。まるで「やっと優しくしてくれたね」と肌に言われているような…なんて考えすぎでしょうか?でもそれくらい、自分の肌に向き合う気持ちが変わりました。
考えてみれば、父親になった今、赤ちゃんや子ども達の肌はあんなに丁寧に優しく触れるのに、自分の顔には平手打ちなんておかしな話ですよね(笑)。スキンケアも子育ても、基本は愛情といたわりが大事なんだなあと実感しています。男性はつい「気合だ!根性だ!」と力任せに物事をやりがちですが、こと肌に関しては優しく労わる方が絶対に良いと身をもって学びました。
同じように「実は俺もバシバシやってた…」という方がいたら、ぜひ今日から脱バシバシ宣言してみませんか?最初は拍子抜けするくらいソフトなタッチですが、慣れるとこっちの方が化粧水が肌に浸透しているのが分かると思います。スキンケア初心者でも大丈夫、コツはとにかく力まないこと。これだけで明日からあなたの肌は今よりきっとご機嫌になるでしょう。
さあ、化粧水は手のひらで優しくプレス! これが合言葉です。僕と同じ失敗をしていた人も、そうでない人も、今日からぜひ正しい化粧水の使い方で一緒に肌改善していきましょう。あなたの肌もきっと「待ってました!」と言わんばかりに応えてくれますよ!